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2011年12月31日土曜日

仕事もしています

今年最後になりました。
こちらは14時間遅れで新年を迎えることになります。
相変わらず暑いです。クリスマスも、新年も暑い。そんなの始めてです。
半袖で「あっつー」とか言いながら新年を迎えそうです。


さて、活動の方ですが、クリニックの方では11月から子供を担当し始めました。
担当し始め、まだまだうまく話せないながらも「今日は調子どう?」「今日のリハはとってもうまくできたよ」「昔はこんな感じの子だった?」「家ではどう?」
たまに同僚に通訳になってもらいながらも、コミュニケーションを取って。
子供が来たときは大歓迎!というか好きなんでもちろん大歓迎なんですが。

リハの成果としては難しいことも多いです。
でも、11月の終わりくらいに、今まで本来の担当の同僚にしか挨拶せずに帰っていたお母さんが、サラっと「Gracias doctora!」(ありがとう、先生)と私に言って帰って行きました。

他の担当の子のつきそいのおばぁちゃんが、時間になるやいなや「choco!」(Shokoが言えない+だいたいこう書かれる)と笑顔で孫を差し出してきました。

少しずつ、「この人なら大丈夫」「うちの子見てちょうだいよ」っていう空気を漂わせてくれるようになりました。
それが、とにかく嬉しい。
私が聞く前から「今日はこんな調子」「家ではこうなの」と話してくれます。
担当じゃない子のお母さんも。
総会でいなかったときは「chocoはどこ行った?戻ってくるの?」と同僚に質問攻めだったそうです。

言葉でなんだかんだ言われるよりも、自然に出てくる態度が嬉しい。
余計に、いいもの残したい、この人達の生活を楽しくする手伝いがしたい、って思う。


支援学校の方でも、先生たちの中に少しづつ入って行けているかなという感じ。
来年から新学期になるので、その中で療育的な活動が行えたらと思っています。
できそうな活動やどんどんやっていいと言われているので、こちらも子供たちが楽しく、先生たちも子供を嫌いにならないように、する手伝いがしたい。

支援学校の方では、まだまだ「この子は大変」と行動から原因をすっ飛ばしての評価が多いです。
子供たちが伝えたいこと、やりたいこと、先生たちが教えたいこと、それが繋がる道を探さないと。

そしたらきっと、もっと楽しい!


来年は、みんなで「楽しい!」をしたいと思います。
思い通りに子供を動かすセラピーでもなく、子供がしたいことだけをだらだらやるセラピーでもなく、お互いしたいことしてほしいことをして、そして「楽しい!」


年末年始の休暇を3週間ほどいただきました。
パナマへ旅行へ行ったり、国内を旅行したり、リフレッシュと現地勉強を兼ねて少しふらふらしようと思います。
その土地その土地でスペイン語の話し方や人柄が違って面白いです。


それでは、新しい年も皆さんがたくさんの「楽しい!」を感じられますよう。たくさんの「楽しい!」を大好きな人たちと共有できますよう。来年も楽しいの街からお送りします! 
 

2011年12月26日月曜日

開き過ぎの近況2

さて、近況じゃなくなった近況ですが...

11月末から12月の頭にかけて、総会のために首都に上京。
半年に一度、会議やら安全の講習会のために上京しなくてはならないんですね。
ボランティア、専門家、あわせて40人くらい?
中間発表、帰国発表などもあって。
普段、同期以外の活動の話を聞くことがあまり無いので、面白い時間でした。

若者の宿泊は、連絡所と言う名のアパートにすし詰め(笑)
でも、料理隊員がいるので、ご飯は素敵なご飯が出てきます!
あとは大いに飲み、遊び、語り、すればいい。
皆から刺激を受けて帰りました。

そして思ったのが...首都嫌い。
空気悪い、タクシーの運ちゃんの対応も運転もひどい、バスも運転ひどい。
首都ボゴタに着いて30分も経たないうちに「カリに帰りたい」と同期隊員とつぶやきました(笑)
カリの人はみんな「ボゴタの人は冷たい」って言うんですが、確かにそうかもって思う一面も。
いや、カリの人がみんないい人なんだろうな〜。
バスで年配の方、子供連れ、女性にはぱっと席を譲る。
タクシーの運ちゃんも結構いい人が多く、話しかければいろいろ教えてくれる。カリのことが好きなんですね。

帰ってきたときはなんか安心しましたよ。すっかり「自分の街」です。
そういうのを見つけて、またカリを好きになりました。


 さて、たまには自分の活動だけでなく(また別に書きます)、同期の活動もお手伝い。
同期は野球隊員です。グラウンドの整備に使うトンボを手作り。
前任者が20本作っていったのに今1本しかないというトンボ。また新たに20本作りましたよ!

久しぶりにトンテンカンしました。

そして、職場のクリスマスパーティー!!
と言っても今年の締めのためのパーティーなので、日本での忘年会に当たりますね。
郊外の開放型レストランみたいなところ(プールやビリヤード場とかもある)へ行って、とにかくお祭り騒ぎ(笑)
 写真は、職場のマークにサンタクロースの帽子をかぶせたやつ。
かわいかったのでパチリ。






その後は「Yo Me Llamo(ジョ メ ジャモ)」という歌手のコピーをしてみせる番組のパロディを。

実際には、好きにデモンストレーション!
好きな衣装を着て、好きに歌いましょう!

伝統衣装を着て踊るもよし。





エアーバンドで大盛り上がりするもよし。

 審査員の目の前でセクシーダンスをするもよし。
(さすが、堂に入っておりました)


その後は特大ツイスターで大ツイスター大会!
1回勝ちました!
一番大変だったのは、みんな「難しいー、できないー」と叫んでいる中でスペイン語での指示を聞くこと(笑)




余裕こいて人の体勢を笑っていると「今何がどこって言った!?」ってことになります(笑)



と、まぁこんな感じで半年の活動・生活が終わりました。
毎月なにかしらイベントがあったおかげで、「苦しい・大変」って思う間もなく過ぎて行きました。
いいことですね。忙しいのは嫌いではないです。

コロンビアってこんな感じ、っていうのもいろいろな場面でわかってきたような感じです。

2011年12月13日火曜日

近況(っていうには間が空きすぎましたね)

前回からかなり時間が経ちすぎました、しっぽの人です。
こっち来る前に「生存確認のためにブログ書け」って言われたんだけど、これじゃぁ生存確認になりませんねぇ...でも元気です。

10月、同期が来た後からはイベントてんこ盛り。
ま、忙しいのはありがたい事ですね。

そうそう、10月にはうちの街でサルサの世界大会がありましたよ。


同期みんなで観に行きました。いや〜どの組も動きがよくわかんないくらいすごい!
小さい頃からどれだけやってきたのかな〜と。


10月末にはHELLOWEENです!
この国でもみんな仮装して一大イベントとして楽しむんです。
職場では、患児向け、支援学校向け、職員向け、職員の子供向け、と4回のお祭り騒ぎ。
職員向けに同職場の隊員と「日本人」に化けて参加しました(笑)
「私たちもうCaleño(カリの人)だから!」って言って。

みんな仮装に気合が入ってますよ。
ピエロ、煙突掃除っぽいの、インド人、お姫様、海賊、魔女、アリスの赤の女王様、定番の仮面、40代のおばさんがふわふわドレスにぬいぐるみ抱えて現れる...etc.


私の中でのMVPがこのピエロ。
今活動してるチームのSTさんです。


HELLOWEENは家族間でも一大イベント。
うちの家族と、いとこたち。皆集まって、すっごい時間かけて服やら、化粧やら準備!
始めて会ってみたら Lady Gagaだったり、女装だったり...




15人中9人が海賊でした...
ココでも私は日本人(笑)
だって他にないんだもん。


で、11月に新しい隊次の隊員が到着。
シニアとその奥さん、そしてうちの職場に3人目...いすぎだろ。
職種と仕事する場所が違うのでそのうちあまり顔合わせなくなるかもしれませんが、でも人数が増えるのは心強い。
シニアの方の家には、もうかなりお邪魔しています。
なんせ、奥様が一緒。
安全とは言えないこの街で、旦那様がお仕事中に奥様一人で楽しくお出かけ〜ってわけにも行かないので、自然と家にいて家事。
ということで、ほぼ毎週末家にお邪魔してご飯を御馳走になっています!!
しかもおみやげ付き。
毎回日本食!ありがたいなぁ...同期と上がりこみまくっています。


さて、そして11月頭に南国アマゾンのリゾート地帯に出張!(シンポジウム参加)

のはずが、配属先からの出張要請が出たのが遅く、事務手続き等間に合わずおじゃんに...
次回はもっと早くから、こっちが動くわい!
ま、さすがコロンビアですね。


そして、次の週には同期がいる街マニサレスへ出張!
こっちは無事に(笑)
マニサレスに住んでいる数少ない日本人が日本文化紹介のお祭りをやるというので、同期共々お手伝いに行って来ました。

現地では毎日浴衣で、折り紙とか竹とんぼを一緒に作って教え、食事や言葉について説明したりするお仕事。

コロンビアでも、日本に興味を持って日本語を勉強してる人が結構多いんです。勉強はしてないけど日本大好きよ!って人も多くて、質問攻め、写真攻めでした。
地球の裏側でもこれだけ「大好き!」って言ってくれる人がたくさんいる国、すごいですね。改めて。


後日、カリで日本語のスピーチ大会もありました。
みなさん、じょうずにしゃべります。日本人より、聞き手の心つかんでしゃべるんじゃないか、ってくらいの人もいましたっけ。普段忘れがちな日本のこと、教えてもらいました。

合間を縫って、一箇所だけ観光にも。
大きなカテドラル(大聖堂)があって、てっぺんまで登れるということでみんなで登って来ました。
浴衣で...200段以上の階段を...。
裾が割れる、とかもうどうでもいいよね(笑)

かなり後悔しましたけど、ステンドグラスはとってもきれいでした。


さて、まだ色々ありますけど、とりあえず一旦ココで。
またまとめて近況2をお送りしますよ。

2011年10月25日火曜日

昼間のladrón(=泥棒)

カリはすっかり涼しくなり、薄い毛布一枚では朝方寒くて目が醒めることもあります。
日本の初秋くらいでしょうか。
ただ、日中は夏場のように暑いので、体はとっても疲れます。

そんな私の任地へ、同期の隊員が来てくれました。
観光も兼ねて、メインは真面目に職場の見学です!
同期には教育や医療福祉分野が多く、なにかしら子どもとつながりがある人が多いので、たくさんの意見を聞けました。
まだ3ヶ月弱とはいえ、すでに「見慣れた光景」「そういえば聞いてない事」っていうのが結構あるんだなと。
馴染んできたっていう点ではいい事もあるかもしれませんが、「そういえば知らない」っていうのは、もっといろんな事に興味を持たないといけないなぁと思いました。
想像して、ついつい流してしまう、いいやら悪いやら私の癖です。

ステイ先の1階が賃貸用の物件にもなる、ということで皆うちの1階に止まったので、毎晩毎晩飲んでは語り、飲んでは語り...。
それぞれの活動や今までの仕事の話や、女子会的な話や...。
半年前に知り合ったばかり、しかも訓練所では絡みなし(2年間同じ国にいるから、って飲み会すらしなかった/笑)、なのでそれぞれの話がとても面白かった。
感じ方や意見は違うけれど、それぞれの視点でそれぞれの仕事をしていて、こうやって話を聞けるっていう事自体、いい機会ですね。

そしてなんと!
誕生会までしていただきました!!

10月生まれが二人いたんですが、それぞれにプレゼントやらメッセージやらケーキやら!
私の趣味にピッタリ!
消しゴムはんこめっちゃ可愛い!(しっぽあり)
ココにはないですが、それぞれに手作りミサンガを作ってくれた子がいましたよ!
おめでとうしてくれたときはうちの家族も一緒に、もう一度お祝いしてくれました。
ありがとう!!


そして、問題のladrónさんですが...。
同期の隊員と二人で観光しながら歩いてたんです。
16時ちょっと前でした。
そして人気の少ないところでカメラを取り出して同期が写真を撮り、私は横でぼーっとしていたところ

「Buenas niña(こんにちは、おじょーちゃん)」と、すっと目の前にやってきた女が一人。
いや〜な目付きをしていて、とっさに鞄を後ろへやりました。
が、すでに後ろでは同期が他のメンバーに襲われ、カメラを奪われそうに!
と思ったら女が腕を掴んできたので思いっきり振り払い、同期と一緒に逃げ...ようとしたらカメラのストラップが切れカメラ落下!
ダッシュで回収する同期!
そしてダッシュで逃げる!!

男一人、女2人の3人組で、女一人が私の気を引くために話しかけ、
その間にもう一人の女が同期を背後から羽交い締めにして、男がカメラを奪う、
という段取りだったようです。
同期の反射の良さに感謝。
映画でしか見ないと思ってた、企んでいる悪い目付きを生で見ました。

観光気分でぼーっとしてたのも、警戒してない状態でカメラを出したのも、写真撮ってる間周り見てなかったのも、何より「なんとなく大丈夫」に慣れてしまっていたのも悪かったんですが。
本当に本当にびっくりして、怖くて、しばらく二人とも心臓バクバクしたまんまで、それが落ち着いたら激ヘコみ。
猛省と、恐怖と、ショックで次の日までぼーっとしてました。
こちらでは貧困層はやはり犯罪率が高いんです。
襲われた場所は貧困層との境目くらいで、まだ危ない場所が近いということを忘れていました。

本当に、しつこく追ってこなくて良かった。
武器を持っていなくて良かった。
もし武器を持っていたら、おとなしく全部出すしかないです。

襲われた場所近くのcentoro には、よくふらふら遊びに出かけるんですが、
しばらくはおとなしくしていようと思います。

本当に、かすり傷程度で何もなくて良かった。
やはりここは陽気なだけでなく、怖い国でした。

2011年10月16日日曜日

しっぽの人が少し古くなりました。

雨季に入り、雨続きのカリです。
10月頭、とうとう27回目の誕生日を迎えてしまいました。
と、こうして歳を晒せるのもいつまでやら...
こっちに来てからは、コロンビア人に比べて大人っぽくない顔+短髪で、18歳だとよく言われます。
さすがにそこまで下がるとちょっと悲しいものがあります...ので、実年齢に近づけようと髪を伸ばしています(笑)

当日は朝から家族におめでとうと言われ、朝食にケーキが...夜に食べました。
職場でもケーキが!これはしっかり食べました。
そして先週末、同期隊員がカリに集合した時に、同期隊員ともう一度家族からおめでとうが!みんなありがとう!!
またケーキ食べました(笑)

ちなみに、コロンビアのケーキは死ぬほど甘いです。
しかもクリームとシロップたっぷりかかった状態でいつも店頭にたくさん並んでいます。
腐らないのかな...賞味期限ないのかな...あの色合いは何で出してるの?
ケーキ屋の前ではいつも考えが尽きませんよ。


活動の方も、どう動いていくか決まりました。
子供のリハビリの施設に週3日。
通園の施設に週2日。


リハの方ではある程度形が出来上がっています。
でも、「障害の原因は何か?」「将来の予測」というのは、一切と言って良いくらいありません。
「リハビリ」はできているからこそ、さらに新しいものを付け加えるのは難しいと思います。
けれど、一番大切な部分だと私は思います。
今の原因も考えないで、将来のことも考えなかったら、なんのために何をやっているかわからないじゃないですか。


それでも自信たっぷりなのが
コロンビア人なんですけどね!!
この子にはこの作業療法でいいんだろうか?なんて悩んだりしません!
「私はこう思う。理由?そう思うからよ!」「......」


さて、通園の方はどんな状況かといいますと...カオスです。
どんな感じか知るために見学を何日かしましたが、その間毎日私が「カオスだ...」とつぶやいていたので、同職場の先輩隊員がずっと苦笑いしていました。

クラスは障害レベルや年齢ごとに上手く分けられています。
人数はと言うと、子供13人、先生一人。学生さんは良く実習に来ている。
好きなように動きまわる子供13人を一人で見るとか、もちろんそんなんで何か効果的なことができているわけがない。

教育概念はあるが、療育概念はない。
それでも、とりあえず何かしら作業をやらせ、ちょっと学生にやらせ、おもちゃの時間にして終わり。
何を目指しているのかまだよくわからない施設ですが、やらなきゃいけないこと、やれることはいっぱいありそうです。

少しでも子供たちが「面倒な子」でなくなるように。

2011年10月3日月曜日

引越しました

気がついたら10月、もうすぐ年をとるしっぽの人です。

さて、ココでは私たちはコロンビア人の家族と一緒に住まなければならないんですね。
スペイン語の勉強と、安全対策と、文化・習慣を知るために。

4つのオプションの中から2人で1つずつ選ぶ。
私が選んだのは、明るそうなおばぁちゃんともうすぐ結婚する息子(同居予定)、という家族。
おばぁちゃん、キャッキャしてて明るくて楽しそうに見えたんです。
でも実は、その時テンション上がってるだけだった...。

住んでみないとわからないことがあるっていうのは決まり文句だけど、本当にそうだった。

決して悪い人ではないんだけど、まず性格が合わない。
でもこれ、決定的だと思うんです。
自分も母親も、大雑把さっぱりなので、こまこましたお世話されるのが苦手...
食事ごとに何食べるか、とか何飲むかとか!!
出てきたもん食べますし、飲みますし、ダメだったらその時言いますけど食べますし!

んで、夜。さすがおばぁちゃん。
テレビの音量がでかい!
しかも毎晩アクションものっぽいのを見ているので、毎晩隣の部屋から鬨の声(笑)
廊下の方からは、息子が電話してる声!
寝るのに1時間かかって、さすがに下げて、って言いに行きました。
が、寝たい人にとってはまだデカイんだなぁ。
しかもそのまま寝入って消さないんだよなぁ。

息子が結婚してからは、奥さんが来て少し話し相手が増えましたが、奥さんはほぼ1日中働いているのでたまにしか合わず...(息子は無職)。
そして、なぜかおばぁちゃんたちは自分たちの部屋でごはんを食べるようになり。

ホームステイでみんないるのに一人メシ!!

おばあさんは部屋へ食事に、息子さんはPCと食事に行きました。(コロンビア昔話?)
息子はPCの前に座ってて、おばぁちゃんがそこにご飯を届けるの!
世話っぷりも、マナーとしてもありえないでしょう!

で、決定的なのが、つたないスペイン語で色々話をしても「良かったね」で終わる!
彼女が聞きたいのは、何を食べたいかっていうこと!
これは本当に話す気なくしますね。
私も話をしなくなりました。

そして、2年は無理!と思って不動産屋に協力を頼み、1週間程前、新しい家族のところへ引っ越しました!!!

今度は「ガハハハー」と笑うママと、「ぐはははー」と笑うパパと
ちょっと反抗期な娘と、ちょこまかしててよくしゃべる息子、という家族!
とっても楽しいです。
自分のことは自分で、でもなんかあれば手伝うし!という感じなのでやりやすいし、
なによりみんな陽気で、元気で、たまにやりとりが漫才みたい。

7年オーストラリアに住んでいたそうで、家族全員英語ペラッペラ。
そして向こうでも留学生を受け入れていたそうで慣れています。
パパさんはスペイン語の先生をしていたというステキな環境!

仕事のこと、趣味のこと、日本のこと、全て興味を持って聞いてくれます。
お互い知りたくなる関係って、居心地がいいですね。

活動終わりまで、この家族のお世話になろうと思います。
毎日家に帰るのが楽しみです。

2011年9月18日日曜日

めんどうだけど、いいとこ

先日、熱を出しました。
結構高い熱を出しましたが、感染症とかではなくただの風邪だったようで一安心。
週末に発熱したので、仕事を休むこともなく乗り切れました。
ただちょっと、ステイ先の人が「熱が下がらないならもっとたくさん薬を飲みなさい」とか言い出したので、それはいけないんだと説得するのが大変でしたが...

風邪引いてる間に思いました。
日本のご飯て優しい物が多いですよね。
おかゆ
うどん
にゅう麺
豆腐
煮物
りんごすりおろしたやつ(笑)

こっちでは油を使っていない料理なんてないので、お腹を壊したとき、消化のいいものを食べたいとき、身体に優しくしたいとき、本当困ります。
レストラン(だけど大衆食堂的な感じ)では必ずサラダがついて来るので、思った以上に野菜はとれていますが。
日本食は何よりさっぱりしたものが多いので、たまに食べたいなーと思います。
コロンビアのご飯はおいしいので、全然苦痛では無いですけどね。

あと、体調を崩して思ったことは、日本人てあれこれ言わなくても相手見て考えて、それで行動するなぁと。
良し悪しはありますけどね。顔色見てる、って方向にも捉えられるので。
でも食事に関しては最高だと思う。

喉痛いよ、って言ってるのに笑顔でカリカリのトースト出してきたりしないし。
トーストと卵の組み合わせの朝食、さすがに毎日出したりしないし。(一人暮らしで自分用ならやるけど)
身体に合わせて、飽きないように、栄養も考えて、時々気持ちにもあわせて。
日本のお母さんはすごいな。
(まだコロンビアの家庭を全部知らないので今の時点での考えですが)

あと、生活の中でいいなと思ったのが、
雑巾がけ
布団干し
って、一人暮らしの時大してやってなかったことだけれど...

こっちは靴のまま家に入るので、床はタイルです。
掃除は、箒で掃く(家の中外兼用)→モップがけ→終了!です。
でもモップがけって、モップしっかり絞れないし、かけたそばからモップの糸くずが床に付着。
私はその後また箒かけてます。
しっかり絞って、しゃーって雑巾かけて(お寺の小僧さんのイメージ)、ゴミもしっかりとれて、いいですね。

あと布団干しは、本当にいい!
って、今の街は暑いので、おひさま布団でぬくぬくとかしたらあっという間に汗だくですが、
おひさまで殺菌消毒し、ホコリも払った布団ていいですよね。

なんて、いろいろ思ってますが、日本が恋しいとかはあまり思わないです。
毎日色々面白いですし、あまり国の文化・習慣に固執はしないので。
離れると、見えるもんですねー。

でも、どれもこれも、大してやってなかったんですけどね!
帰ったらやるようにします!

2011年9月2日金曜日

子供は素直

活動が始まって1ヶ月経ちました。
ボゴタでの1ヶ月よりも早かったです。

体制も整っていて、中身も結構ちゃんとやっている施設なので、何に介入しようかと悩みながら、お手伝いしつつそれなりに楽しんでいます。
何と言っても、子供たちとOT できるんだもんね。
それが一番幸せ。

子供は本当に素直。率直。
しゃべってて私がわけわからないスペイン語らしきものを発すると、
大人「ごめんね、わかんないからもう一回」
子供「はぁ!?」「なにぃ!?」「...(ちょっと考えて立ち去る)」

それでも、彼らがやりたいことをちゃんとサポートしてあげられれば、知らずに発している要求に答えてあげられれば、
私の顔を見るたび「あ!」って顔をしてくれます。
ニヤ〜って笑って隠れたり、ちょっかい出してきたり、(やりすぎてママに怒られて泣いたり)。
ママが帰り支度してる間に「ちょーこー」って寄ってきたり。

まぁ、「何?この顔が違う人...」って感じで見てることもよくあります。
泣かれることも、挨拶拒否されることも。
正しい!

でも言葉が不自由だからこそ、彼らが出す要求(意識、無意識)に答えてあげることが如何に大事か、実感してます。
見えないモノと見えないモノのやりとり。
◯◯さんではなく、◯◯してくれる人。

子供に対してはまずは、
「正体不明だけど、なんか楽しくしてくれる人」
になろうと思います。

そこからお母さんたちに対しては、
「いきなり現れたけど、子供がすごく楽しそうになる日本人」
になろうと思います。

スタッフに対しては、
「ちゃんと会話できないけど、子供が笑顔になる日本人」
になろうと思います。

妹のリハについてきたお姉ちゃん、毎回私の電子辞書で遊んでます。
発音直されたり、問題出されたり、いい先生でいい話し相手(笑)
スペイン語の「牛(vaca)」は日本語では「馬鹿」だって教えてあげたら大喜びしてた。




活動の一環で行ったプールで子供まみれに...
「中国人!?」「アチョーはできる?」
日本人ということはわかっていただけました。
なんだか蹴りやら手刀やらを繰り出して「これ知ってる?なんて言うの?」って聞かれたんだけど、少林寺拳法なのか空手なのかわからないんだ。
空手はコロンビアにもあるんですよ。


彼らのリハについてはだんだん疑問点も出てきたけれど、まずは置いておく。
どんどん子供と関わって、一番子供の要求を汲めるようになってやろうかと思っています。

2011年8月20日土曜日

コロンビアの里親制度

職場にもだいぶ慣れてきて、カタコトながら子どもやその子を取り巻く環境について、話し合う(よりも聞いてるだけ方がはるかに多いけど)機会が増えてきました。

最近の日本でも悲しいことに多くなってきたように思いますが、コロンビアでも育児放棄・虐待、が起きているそうです。
若いお母さんがまだ遊びたくて、っていうのもあれば、他にも子どもがいる年配のお母さんでも。
生活に余裕がない中、障害を持って生まれてきた子は尚更なのかもしれません。

コロンビアでは、そういう子どもたちを保護するICBFという、日本で言うと児童福祉法みたいな権限を持つ国立の機関があります。
お金が無い人のための医療等の社会保険としても動いていますが、そういう子どもたちにも関わり、保護したり、新しい親を探したりします。
夜になると、写真付きのプロフィールがTVで紹介されてます。
でも、もちろん見つからない子も多い。というか、見つかった子はかなりラッキーなんじゃないでしょうか。

コロンビアの生活水準は、
とても貧しい人、それよりは少しマシな人、貧しい人、普通の人、お金持ちの人
の5つに分けられる、とコロンビアの人は言います。見ていただくと分かる通り、貧しい人が圧倒的に多いんです。
だから、他の子を無償で受け入れる余裕なんてない。

そこで、「子どもを預かる」ということが仕事になります。
ICBFから子どもを預かると、育児・教育費としてお金が入ります(それなりに入るっぽい)

施設に来る親子のエストラートは1や2が多く、お金を目的に預かるお母さんも少なくないそうです。ICBFからの子を2人3人預っているという方もいます。
子どもを預かる時に、「食事や生活用品、医療やリハなど、必要なものは揃えるし、ちゃんと病院行きますよ」という契約書を交わすらしいのですが、中には「めんどくさい、お金がかかる」と来ないお母さんもいます...
障害児はもちろん「リハに行きます」という契約をするわけですが...


障害を持った子はお金が多く入るそうです。


子どもが欲しいけどできないから、受け入れたいわ、という方もいらっしゃるようです。
結構しっかり審査をするらしく、夫婦であるか、仕事をきちんとしていて収入があるか、家族関係は良いか、物は揃っているかなど事前に家をチェックするそうです。

もちろん、仲良くやっている家族もあります。
どういう経緯で、目的は何で、預かったのかは知りませんが、大事に育て、必要なリハを受け、仲良く通ってきている親子もいます。
どちらも「全部じゃない」といった感じのようです。

ちなみに預かるのは18歳まで。
その後は別の施設か働くか(?)という感じのようです。

先日、預かり先のお母さんと3歳になる女の子が来ました。
脳性麻痺でまだ身体は1歳サイズに満たず、身体はガリガリ。
手足もカチコチですでにかなりの拘縮が。
新しいお母さんの所に来たことで、初めてリハに来ることになったそうです。

日本では子どもに何かあればすぐに病院にかかることができ、またそれができるだけの知識と制度と経済力を、殆どの人が持っているかと思います。
どこの国でも普通、ではない日本での普通。

それでもコロンビアは、発展している方なのですけどね。

2011年8月15日月曜日

仕事と、この国のこと

約2年間、活動していく職場へ行き始めました。
成人が以来の場所、小児外来の場所、支援学校のような場所、と3箇所ある結構大きな医療財団です。

コロンビアは貧富の差が大きく、また貧しい人のほうが多い国です。
なので、もし子供が障害を持っていてもリハを受けさせるお金すらない、という人も多いのです。この国には、そういう人達のために、医療を受けられるように計らう社会保険があります。
私の職場に来る子供たちは、全てそこを通してくる子供たちです。
といっても、リハに来ていること、服装など、から考えるにその程度の余裕はある人ということだと思います。親子でゴミを拾って小銭に変えてそれで生活している、という人もいますので...。

また、この社会保険をそれぞれに割り当てているらしい(まだよくわかりませんが)機関は、日本の児童福祉関係と似たようなところを担っているらしく、育児放棄や児童虐待をしている親から子供を保護し、新しい母親を探す、ということもやっています。
なので、通って来る子の中には、一緒に来ているのは育ての母、という子も少なくありません。
それくらい、この国では多いのですね。今は人様の国のことは言えないかもしれませんが。

離婚率がやたら高いのも原因かもしれません。
どうやら男性のほうがだらしないようで、別れて女手ひとつで育てている!というお母さんが多いです。
年配になっても夫婦でいる、というのは珍しいそうです...
日本の歳取っても仲良しなおじいちゃんおばぁちゃんが、ますます素敵に見えますね。


さて、仕事の仕方は、というとそれはもうラテンの国ですね。
リハ中に電話はする、セラピスト間で世間話を始める、課題やってるのに見てない、などなど...。
まぁ、患者さんも途中でも電話しながら出て行ったりするので、この国では「普通」みたいです。
ピアスだって当たり前!
なんせ生後半年とかの赤ちゃんだってピアスしてますから!
さすがに私はしていませんが。

今はまだ辞書を握りしめて、カタコトで意見交換しながら見学して回っています。
大得意の「焦らず」精神で、まずはココがどんなところか、何か必要なことはあるのか、それを見極めたいと思います。

2011年8月4日木曜日

カリ市に住み始めました

一昨日、職場のあるカリに移動し、昨日から新しいステイ先で暮らしています。

今度の家族は、映画に出てきそうな可愛らしさと穏やかな雰囲気を漂わせたおばぁちゃんと、
コロンビア人の男性にしては珍しく(?)痩せてる息子。
息子は来週末結婚式ですよ!で、その後看護師の奥さんも一緒に住むことになります。
マザコン疑惑はまだ捨てていない私です。

カリは暑いです。毎日が30℃。1年中。
湿気がないので日本よりは耐えられますが、太陽近い!!
しばらくは毎日「うげ〜」って思って過ごすことになりそうです。
ま、日中は職場の中にいるからいいけどね。

ちなみに、新しいステイ先に来てから、水シャワーです。
いや、お湯付きのところもあるんですが、

「ここあなた専用で使っていいわよ」「やった、マミーありがとー」
「よしお風呂! あれ、蛇口一個しかないんですけど...まさか...」

腕や脚から浴びていけば、そのうち前面、背中だって浴びられますよ!
短時間だけど。

お湯にできる電熱線とか売ってるらしいんで、そのうち買いますね。

2011年7月25日月曜日

日本食の日、続いた。

学校に持っていった天ぷらとちらし寿司は好評でした!
ナスに衣を付けて揚げる、というのがコロンビアの人にとっては斬新なようでした。
あと、こっちにしかない芋を揚げたってのも好評だった。「新しい調理法よ!」って。

昼ごはんはいつも、3時過ぎに家に帰ってから食べます。(休憩時間はおやつ程度)
家に帰ったらママが

「日本風に米を炊いたの。油ないほうがいいのよね? てことで、昨日の米作って。」

って言ってて。
最初は何言ってるのかよくわからなかったけど、「あ!スシ?」って聞いたら「その通り!」って。
すし酢の作り方教えて〜とか、米は冷めてるほうがいいの〜?とか、醤油は混ぜるの〜?とか質問してきて、どうやら気に入ってもらえたみたいです!

でも食べるとき、昨日の残りの煮物と一緒に皿に盛ってて、煮汁と混ぜて食べてた...

味の感覚は、やっぱりよくわからないです。
私は「もう一枚皿欲しい」って分けてよそってもらいましたよ!

日本食でおもてなし

ボゴタ滞在も、残すところあと1週間と少しになりました。
てことで、ママと、その弟と、友達のママ(うちのママの友達)に日本食を作っておもてなしをしました。弟さんの誕生日会も一緒に!!

メニューは、ちらし寿司、天ぷら、煮物、です。

 まずは買い物から!
「生魚が必要なの」って言ったら連れてってくれた海鮮もののお店。
冷凍した魚をまんまで売ってます...豪快。
内臓は取ってあるみたいでした。


 最初は普通に見てたけど、よく考えたらコロンビアに日本語とか珍しいじゃんね!
「うなぎ蒲焼」、右のカニカマは「シースティック」、左上にあるのは「MISO」です。




他にも日本食用の食材(主に寿司用)が並んでました。
梅、わさび、ほんだし、海苔、みりん、醤油、ふえるワカメ(乾燥わかめ、ではなく「ふえるワカメ」でした/笑)
なんでもあります。



日本酒や「お〜いお茶」まで。
お〜いお茶は英語の印刷でしたけど。

恐るべし伊藤園。

日本のものは、結構手に入りやすいです。
梅やわさび、ほんだしなんかは簡単に売ってはいないけど、スーパーでは、醤油、寿司酢、みりん、日本酒、海苔、緑茶(紅茶みたいなパック)などなど見かけます。
緑茶や醤油は油断するとなぜか甘い味付けになっているので注意が必要ですね。

日本米も売ってました。「para SUSHI(寿司用)」って書いてありました。
「寿司作りキット」なんてのもありましたよ。



さて問題の調理ですが。
みりんは高いので買わず、また料理酒って物はないので醤油と砂糖と鶏肉から出る出汁を期待。(ママに料理用の酒ってある?って聞いたら「はぁ!?酒??」って顔されました...)

煮物の調理風景。

トリ祭り、です(笑)

ここでは鶏肉は安いです。
大きい手羽6と、小さい手羽10、で日本円だと350円くらい。
ひき肉は500gで同じくらいします。



お米はこっちのお米なので細長くてパラパラ。
普段は油と塩を一緒に入れて炊きます!(なぜ...)
いつもどおりに油を入れて炊こうとするママを必死で止め、無事に日本人にとって普通のご飯が炊け、手作り寿司酢でそれっぽく。

ボゴタは高地にあるので揚げ物はあまりカラッといきませんが、なんとか。

作っている間、ママたちはワインを飲みながらお菓子をつまんでおしゃべり。
昼くらいに集まって飲んで、遅めの昼ごはん、てのがこっちの集まりの時のスタイルみたい。

さて、パーティー仕様でとても綺麗にしてくれた食卓へ、日本食(っぽいもの)を。
最初は何も言わずに食べてたので「合わなかったか...」と思ったのですが、しばらくすると「¡Rica!(おいしい!)」との声が。
最終的にはみんな結構「ちょうだい」と食べていたので大丈夫だったみたい。

コロンビア人は味音痴、って言われてるんですけどね...





煮物は、びっくりするほど美味しく出来ました!
うちらが一番喜んでた気がする(笑)
里芋はないのでyuca(ジュカ)という芋を使ったんですが、里芋の親芋に味が似ていて良い感じでした。

ちらし寿司は、生魚がちょっと心配だったのですが、皆さん気にせずひょいひょい食べてくれました。

天ぷらは量がありすぎたので、明日残りを学校へ持って行きます。

久しぶりの料理、楽しかったです。
その後UNOをしてかなり盛り上がって。
楽しく誕生日をお祝いできて良かった!!

2011年7月21日木曜日

独立記念日

昨日になりますが、7月20日はコロンビア共和国の独立記念日でした。
どこのアパート、家にも国旗が掲げられます。各建物、国旗を掲げる用の場所があるんですよね。

うちのアパートはエントランス上に。
前日は夜遅くまで、若者たちが路上で国歌やら何やらを歌っていました。 本当にお祝い。でも日本の国歌でやったら怖いだろうなぁ...
花火も上がっていました!

コロンビアでは、打ち上げ花火も手持ち花火も、禁止されていて買えないそうです!!
特別な日、イベント事、の時だけ。しかも業者、らしい。昔は買えたみたいだけど、独立記念日に子どものヤケドが多発し過ぎで禁止になったんだとか。
夏の気分が味わえなくて残念ですよ。

さて。当日は、仲間たちと作ったこのポロシャツ着てお祝いの気持ちを。

中心地では自衛隊や警察の行進がありました。が、テレビで見てました...
ママも「人いっぱいで泥棒もいっぱいだからTVで観るのが一番よ〜」とか言っていく気なし。観たいけど人混みは嫌だし、寝坊したいし、宿題あるし、ちょっと遠いし...と結局行かず(笑)
TVで観てたらなかなかかっこ良かったですよ!

ということで、今日の新聞記事でご紹介。

騎兵隊、かな。

これは自衛隊。

コロンビアには警察・自衛隊など軍組織が4つあって、それぞれ違う制服を着ているそうです。なので、上の2つの写真は違う組織ではないかと。
観に行った友達によると「日本と違って、本当に戦ってる、って感じがした」そうです。ここは「自衛隊」だけど、国内での衝突も結構あるので確かに日本より実戦多いかもね。
ちなみに自衛隊の宿舎近くは、夜になると銃持って周囲を巡回してますね。(携帯いじってる人もいたけど...)

ママに「日本には独立記念日ではないけど似たような日がある。でも何も特別なことはしないよ」って言ったらちょっとびっくりしてました。不思議そうな顔も。

自国が嫌いなわけじゃないけど、祝うってことをしないなぁと。コロンビアはスペインから独立して国を自分たちのものにした、っていうのがあるから余計かもしれないけれど。戦後も、特にそういう特別な日ってできてないよなぁ、日本。
私が知らないだけかな?あったら教えて下さい。

2011年7月19日火曜日

まふー

 「まふー」という食べ物(飲み物?)をママと一緒に作りました。
 綴りはわからないそうです...

 材料は「Plátano(プラタノ)」という、調理用バナナ。そのままでは食べられません。コロンビアでは煮たり、潰して揚げたりしたのがよく出てきます。
 ちなみに、日本にあるようなフルーツのバナナは「Banano(バナノ)」です。

 Plátanoはバカでかい、という感じね。鈍器になりそうなくらい。
 カメラを取りに行ってたらすでに切り開かれていたので皮だけで...
ちなみに、生のままだと硬いそうです。

Plátanoとシナモンとクローブを、適当な量の水でぐつぐつ。

 沸騰して黄色くなるまで。

その間にチーズと生クリームを準備。
チーズはピザ用のでいいかな。もうちょっと水分ない感じだったけど。
生クリームはそのままで。

黄色く柔らかくなったら、シナモンとクローブを除いて、
ミキサーでブイーン。

熱いうちにチーズとクリームを加えて「いただきます!」

 ちなみに、好みですけど、シナモンはそんなに多くなくていいと思います。
 今日ではなく前回作ったときは、これでもか、ってくらいシナモン入りだった。
 最初は「シナモンいい香り!」とか思って喜んで食べてたけど、正直、最後の方は「ゔっ...」って思いながら食べてましたよ。

 でもおいしいし、お腹に貯まるのでいいおやつです。
 日本の普通のバナナでも良いような気がするけど、どうだろうね。
 誰か試したら教えてください。


おまけ。
これ、某「ごはんですよ」のキャラクターに激似だと思うんだけど、どうですかね。
ちなみに、お茶の箱だかに入っていたそうな。


明日、7月20日はコロンビア共和国の独立記念日です。

2011年7月16日土曜日

雨の日

今日の午後はずっと雨でした。
それでも語学学校の先生に靴とか安いお店を教えてもらったので、雨の中折りたたみの小さい傘をさして行ってきました。
買い物となると頑張る、女の子の意地ですよね、友達と結構強い雨の中をてくてく。

ところが、道はまるで湖のようでした...
いや、全部がではないけれど、あるところは歩道(日本より広い)までの大きな湖。

じゃばじゃば。
逃げ場なし。

あっという間に靴下までびしょびしょ。ズボンもびしょびしょ。
油断すると、車が撥ね上げる水が振りかかる...
殆どの場所で道の両端が沈んでいるので、道を渡るときも湖の中を...

きっと交通量の違いもあると思うけれど、雨の日はかなり危険だということを学びましたよ。

2011年7月13日水曜日

家事情

コロンビアの住宅には、エストラートいう階級制度みたいなものがあります。
でも身分階級でもないし、収入で行政が勝手に分けるものでもないようです。インフラ整備の状況で決まるらしいですが、もちろんインフラが整備されてて、警備員がいて安全なところは、もちろん高いです。
ので、やっぱり収入で住めるところは制限されるようです。

前回、私のステイ先の話をしましたが、私たちが行くところは大体4〜6のようです。

車からの、いろんな街並み。
ここは囲いもあって、わりと新しい家のようです。

ここは、かなり昔から使っている様子。ドアも頑丈とは言えません。
ちなみに、上の場所とすぐ近くにあります。

ちょっと外れに行くと未舗装の道路もたくさん。
家の前が舗装されていないところも多いです。


ボゴタは都会だけれど、同じ街の中にいろんな暮らしがあります。格差が大きいのが問題と言われているけど、本当に。
このエストラートは、税金やインフラ整備・復旧の順序に影響してるそうです。
エストラート1や2の地域の税金、光熱費、学費などかなり低額、または免除になっています。(それでも「払えなくて水が出ない」って言って湧き水?を汲みに行く姿をTVでやっていました)。3や4は普通に払っているらしい。5や6の人は、1や2の分を補うように多く税金など払っているようです。
身分階級ではないんだけれど、地域を聞けば大体いくつの所に住んでいるか分かってしまうので、開きがある場合はあまり話も多くしないんだとか。
こちらの人もこの話は好まないので、まだ良くわかりませんが。

ちなみに観光地近くでは、観光地化のために今までエストラートが低かった地域のインフラ整備を急速に整え階級を上げたために、そこに住んでいた人たちが住めなくなるなど問題が起きている、ということもあるそうです。

ボゴタでは日本と変わらず買い物ができます。ショッピングモールみたいな所もあって、ハイブランドのお店もたくさんあります。
でも行く途中の道端では、子連れで信号待ちの車の窓拭きをして稼いでたり、花やらお菓子やらを売り歩いている人もいます(それだけで生計立ててるかはわからないけれど)。

たくさん見て回らなければ。

2011年7月6日水曜日

コロンビアでの家はですね

今いるお宅はママ一人暮らしです。
コロンビアには「家の階級制度」があります。(このへんは次に)その中でも結構いい家がホームステイ先になります。
こんな感じってのだけご紹介(※注.生便器写真あります)

居間はこんな感じ。兄弟やその家族が来てもOKにしてあります。

暖炉もある。今使ってないけど。

台所。ガスだけど火ではないです。

居間の反対側。ママのコレクション?(各地のおみやげ)がいっぱい。


私のお気に入り。名前考え中。

私の部屋。元々甥っ子姪っ子たちのためらしいです。

トイレとシャワーは一緒。

結構狭いので、お湯が出るまでの水シャワーからの逃げ場がなくて毎回必死!
狭いって言っても、どこもこんなもんなんだけど。

ちなみに、コロンビアのトイレは排水管がとても細いらしく、詰まりやすいです。
しかも、拭いた紙は流さないんですよね(大の時以外)。ゴミ箱があって、そこに捨てるの!さすがにちょっと、と思って、でも気を付けてたけど、詰まらせました...
夜にトイレにこもってスッポンてやるやつでガボガボしましたよ。

これはちょっと田舎の方のお店のトイレ。
便座、ないんです。ちゃんと女性用ですよ。
で、赤いゴミ箱に紙を捨てます...