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2013年5月19日日曜日

まとめて1月号

こんばんは、マンゴーがおいしいです。
都市によりけりですが、こっちでは500gで100円しません。
一人なので(ホームステイだけど自炊)食べる時は1個まるごとです。
毎日のようにまるごとマンゴー。
日本に帰ったらマンゴー欠乏症で死にそうになるかもしれません...。


さて、1月のお話から振り返り。
1月中は配属先の支援学校は新年度が始まっていますが、まだまだ準始動といった感じ。その機会を利用して同期の配属先であるストリートチルドレンの保護施設へ行ってきました。見学とソーシャルワーカーの同期と一緒に活動支援に。コロンビアでは、18歳以下の子どもはICBFという日本での児童相談所の役割をする団体の保護対象になります。そのICBF が保護してきた子どもたちが一時的又は長期的に生活するところです。


第一印象...コロンビアの子どもでこんなに行儀がいい子がいるのか!!!


でした()特別支援の子どもたちを別として、コロンビアの子どもたちってなんというか大雑把で大人に対して知り合いか否かに関わらず雑というか...。あ、大人と一緒か。

彼らは挨拶をきちんとし、相手の様子を見てから声をかけ、子ども同士で悪い行いを注意し合うという、なんか書いてて普通なことな気がするけど、とにかくびっくりしました。

彼らは宿舎で寝泊まり、自分の場所は大部屋のベッドと引き出しのうちのひとつ。
ICBF から来る教師と職員が(ちょこっと...と私達には思える)授業をしているようです。同期たちと一緒に訪問したので、人数を頼りにドッジボールを教えたり、折り紙や習字なども。

彼らは一人で施設の敷地内から出ることは許されません。
施設の保護+監視下にあるから。
脱走の恐れがあるから。
実際私達が訪問していた4,5日間に脱走未遂2人✕1回、脱走成功一人、という状態でした。


「どこに行くの?」と聞いたら「家に帰ると思う。でも大半の家族は帰ってきて欲しくないのよ」と。
なぜ彼らが保護されたか。
親に盗みを強要されて、捕まった。
家に居場所がなくて、道端で遊んだり生活してて捕まった。
ちょこっと不良ぶって上記と同じ、で捕まった


家に帰ったらまた盗みをさせられるから職員は帰したくない、帰っても家族が嫌がるから職員は帰せない。
でも彼らはやっぱり家族がいいんですよね。
職員の話では「多分家族は家に入れないから、また道端に戻って、捕まるんじゃないかしら」ということ。


これを繰り返しているので、彼らはほんとんど学校へ行っていないし、まともな食事・生活をしていない時も多いでしょう。親もまた然り、だと。



障がい児者の権利や制度や、そういう話になっていつも思うのが「障がいを持っていなくても仕事が無い、教育が受けられない人、その人達をどうするの?」というところ。
「そんなの関係ないよ、やんないとダメだ」と言ったシニアの方がいました
もちろんそれの解決を待っていられないのですが、世間はそうじゃないと思うのですよ。



車いす昇降機があるバスが来ないから学校へ行けない!」と言っている親御さんの横には、信号待ちの車の間をボロボロの服でヨロヨロ周り、やせ細った麻痺のある足を見せつけて小銭をねだっている人がいる。


「仕事が無いから、リハに連れてくる交通費がない!」と言ってる家族の横には、ゴミを漁ってご飯を探す親子がいる。


「障がいがあるからって学校へ入れないのは差別!」と言っている親御さんの住んでいる地域には、肌が黒いからというだけで嫌な目で見られる人がいる。


だから障がい者が権利を主張できない獲得できないというわけじゃないし、それがあっては困るのです。
でも、行政が追いつかないのもわかるし、障がい児者の補助に行政も世間の目も回り切らないのも、理解できてしまう。

だって障がいがなくても大した仕事がなくて苦しい生活なのに、障がいがある人の社会的能力・居場所の支援を手伝えるか、と。
日本はやはり余裕が有るのだと感じました。

街なかで道端に寝転んでいる人を見るたびに思ってましたが、子供の状況から新たに思った今回の訪問でした。
この国のこういう問題はどこから手を付けたらいいんだろう?
実際道端で暮らす人、貧しい地域で暮らす人は何を思ってるのか。



安全上金持ち地域に暮らしているので、正直「実際」はわからない、それでもそういう地域にいる人含めて支援をしていくボラさんです。

2013年5月17日金曜日

生きてるんですけど...

コロンビアからこんにちは、
もうすっかりこの存在を忘れそうなくらい、なんだかんだバタバタしています。
書くならちゃんとって思うと時間がかかるので、つい放ってしまっています。
ごめんね、でも生きてます。

中身を書くと長いので、Flickr貼っとくのでぜひ見てくださいね。
諸事情によりFacebookに上げられない写真もここに載せています。

"monta-foto"

(コロンビア時間で)そのうち、写真に説明ものっけますね。
Diario
日常的な写真を。というか日常的に突っ込みたくなるものの写真を。
Cali  Bogotá
任地と首都です。
Fiesta / Cultura
コロンビアのお祭りや文化的なイベントの写真を。
Turístico
コロンビア国内旅行の写真です。FBに載せていないものがたくさん。
Comida
ご飯やフルーツの写真。 

また時間できた時に(出来れば帰国前に)お仕事の話とか書きますね。
最後の大詰め、結構面白くなってきているんです。

それではまた。

2013年1月20日日曜日

Feliz año!!

あけましておめでとうございます。
もう一月も2/3 過ぎていますが...。

今年の年明けはメキシコで同期たちと迎えました。
一年半ぶりに再会する同期は太っていたり、日本だったらできないような髪型になっていたり...すっかり中南米化。
私?せいぜい髪の毛がくるくるしている程度ですよ。

 メキシコのタコスは素晴らしくおいしくて、素晴らしく辛かった...(サルサがね)
コロンビア同様、その辺の屋台でちょいちょいって食べれるのがいい。
これが日本にない良さ。

メキシコといえばサボテンだけれど、なんとサボテンを食べたりもする!
タコスの屋台で「Papa(いも)とNopalどっちがいい?」って聞かれて最初わからずに「なにそれ?」って聞いたらサボテンだった...ちょっと酸っぱいです。めかぶみたい。
こういう建物は本当に青空によく映える。
思ったより晴れ女らしい私。
ピラミッドの頂上で。
ちゃんと日にちをチェックせずメキシコ人無料の日に行ったもんだから、Disneyばりに登るまで2時間待つはめに。
カンクン周辺で毎日のように海に潜る。
こんなに海好きだったっけ?
でも水の中にいるのは重力を感じないし、空気とはまた違った感覚に包まれてるのが気持ちいい。
羊毛製品の生産が盛んな村へも。
日本だとなかなか無い柄がたくさん。

全て自然染色、手作り。
そして安い。
まぁ室内も靴履き文化なので、手触りとかにはあまりこだわっていませんが...



もちろん旅行期間中は配属先もお休み。
リハ施設はほぼ年中無休ですが、支援学校での活動がメインなので先生達に合わせてお休みをもらっています。
(セラピストたちも、交代で3週間くらいおやすみを取ります)

お休み前に提案書とか報告書とかいろいろ出したけど、読んだかな...年が明けても反応がないんですけどw
まぁ慣れましたが。
幹部が全員お休み明けたら「読んだー!?」って突撃してきます。


お休み明けの子どもたちは元気いっぱいに登校して来ました!
長期休みでも私を忘れず、車いすから落ちそうなくらい身を乗り出して笑顔を振りまいてくれる子どもたち。大好きです。
普段この子たちと関わらない他の隊員にはこんな笑顔をしないので、余計に嬉しいですね。

あー、この子たちともあと半年。
日本にいる担当だった子たちに会うのももちろん楽しみ。
でもこの、ちっこい笑顔全開のmi cielo, mi vida たちに逢えなくなるのは寂しいなと思うようになった、あと半年で帰国のしっぽの人です。

今年もどうぞよろしく!

※ 「mi cielo, mi vida」 mi=私の、cielo=空、vida=命、生活 の意味
どちらも子供に対してよく使います。私の大事な存在、ってことですね。