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2012年3月6日火曜日

おいおい、大丈夫かよ...

この間、先生方と自閉症について話をしました。
みんな、自閉症ってアスペルガーと同じっていうんですよ。
確かに広義では自閉症に入ります。でも「いや、一緒ではないでしょ!」なんですよ。
あまりにも私が「一緒じゃないでしょ!」っていうもんで、最後には「◯◯先生に聞いてみてよ...!」になったんですが。

その流れで、コロンビアでの診断基準は何を使ってるの?って聞いてみました。
日本ではICDとかDSMなどの国際基準を使ってますが、ココでは
「ん?医者がその子(人)を見て、自分で本読んで、判断するよ」とのこと。


......

つまり基準てないってことだよね...!?

思わず「お前らそんなんで子供たち判断してんじゃねーよ!

って言いそうになりましたが、抑えて「あ、そーなんだ。日本ではこういう国際基準使ってるよ」って話をしました。

そういうのに対して、問題とは思っていないんですね。
医者じゃない人間が「この子は自閉症よ」なんて決めつけたりは日常茶飯事。


いや、衝撃。
というか、敢えて見ないようにしてた部分かもしれません。
子供たちの扱いの悪さに耐え切れないから。
文献、参考書と言える本がないこの国。
調べるのはネットとか、数少ない本。
だから、ちゃんとした診断できてなく驚くことではないんですが(って言ったら失礼だけど)、考えればわかってたはず。

でもその診断を一生背負って生きていく子どもや、家族はどうなるんだ。
適当な診断とリハビリしか提供されず、うまく伸びることができないまま生きてかなきゃいけない彼らはどうなるんだ!?
そういうの考えたことある?

と、問いたくなる話でした。

でも決して日本が万全の体制で、うまく導いてるとは言えませんが。
でも、あまりの適当・無関心さに、わかっていても思えわず叫びたくなる出来事でした。