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2011年8月15日月曜日

仕事と、この国のこと

約2年間、活動していく職場へ行き始めました。
成人が以来の場所、小児外来の場所、支援学校のような場所、と3箇所ある結構大きな医療財団です。

コロンビアは貧富の差が大きく、また貧しい人のほうが多い国です。
なので、もし子供が障害を持っていてもリハを受けさせるお金すらない、という人も多いのです。この国には、そういう人達のために、医療を受けられるように計らう社会保険があります。
私の職場に来る子供たちは、全てそこを通してくる子供たちです。
といっても、リハに来ていること、服装など、から考えるにその程度の余裕はある人ということだと思います。親子でゴミを拾って小銭に変えてそれで生活している、という人もいますので...。

また、この社会保険をそれぞれに割り当てているらしい(まだよくわかりませんが)機関は、日本の児童福祉関係と似たようなところを担っているらしく、育児放棄や児童虐待をしている親から子供を保護し、新しい母親を探す、ということもやっています。
なので、通って来る子の中には、一緒に来ているのは育ての母、という子も少なくありません。
それくらい、この国では多いのですね。今は人様の国のことは言えないかもしれませんが。

離婚率がやたら高いのも原因かもしれません。
どうやら男性のほうがだらしないようで、別れて女手ひとつで育てている!というお母さんが多いです。
年配になっても夫婦でいる、というのは珍しいそうです...
日本の歳取っても仲良しなおじいちゃんおばぁちゃんが、ますます素敵に見えますね。


さて、仕事の仕方は、というとそれはもうラテンの国ですね。
リハ中に電話はする、セラピスト間で世間話を始める、課題やってるのに見てない、などなど...。
まぁ、患者さんも途中でも電話しながら出て行ったりするので、この国では「普通」みたいです。
ピアスだって当たり前!
なんせ生後半年とかの赤ちゃんだってピアスしてますから!
さすがに私はしていませんが。

今はまだ辞書を握りしめて、カタコトで意見交換しながら見学して回っています。
大得意の「焦らず」精神で、まずはココがどんなところか、何か必要なことはあるのか、それを見極めたいと思います。

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